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看護部

看護部紹介

総看護師長メッセージ

看護部
副院長兼総看護師長
中林八千代
一人ひとりに寄り添った看護の提供を

 当院は、令和5年4月に急性期病院と在宅医療・介護の生活をつなぐ地域包括ケアの拠点となることを目指して開院しました。初年度は職員の確保、医療機器・備品の整備、地域包括ケア病棟の運営、緩和ケア病棟の運営、病院機能評価受審、コロナ感染対応等々、体制の整備を中心におこなってきました。

 このような中741人の患者さんの入院をお受けし、治療やリハビリ、入院中の生活の援助など医療と生活の場をつなぐ多職種でのチーム医療を実施してきました。殆どの患者さんは、80歳以上の高齢者の方であり、ご家族も含め、退院後の生活について多くの不安を抱えておられます。看護師は、そんな不安について患者さんやご家族の方に寄り添い、医師や医療相談員、セラピストと相談しながら、地域の医療職や介護職の方と一緒に検討し、不安の解消に向けて支援をしております。

 現在、退院される患者さんの約8割が自宅、施設等の在宅に帰られます。患者さんやそのご家族へのアンケートでは、「在宅の暮らしを心配してくれて,あれこれ相談に乗ってもらえました。」「(リハビリなど)これまでのやり方を反省し、自宅に帰って無理をしないで続けることを学びました。」「家族にとっては初めての介護になりますが、各機関と速やかに連絡してくれて,不安が少しずつ解消できました。」など、多くの方から評価していただいております。

 また、当院では今までこの地域には無かった緩和ケア病棟を運営しています。患者さんの思いや苦痛を受け止め,身体やこころの辛さを和らげることに思いを寄せながら看護を提供しています。

 私たち看護職員は、一人ひとりが身近な存在として信頼され,患者さんの入院生活の質を高め、多様なニーズに応えられるよう努めてまいります。まだまだ、歩みを始めたばかりの病院ではありますが、皆さんの暖かい言葉をやりがいに、更なる現場力の向上,地域への貢献を目指していきたいと考えます。

看護部理念

看護職員一人ひとりが身近な存在として信頼され、患者さんの生活を重視した看護を目指します。

基本方針

  • 私たちは、人間の命と尊厳及び権利を尊重した看護を実践します。
  • 私たちは、豊かな人間性を養い専門的知識に基づいた心のこもった看護を実践します。
  • 私たちは、多職種と協働しながらチーム医療の一員として役割を果たし、責任のある看護を実践します。
  • 私たちは、常に専門職として継続学習による能力の開発、維持、向上に努め、地域住民の皆様の健康の保持増進を支援します。
  • 私たちは、組織の一員として積極的に病院経営に参画します。

セル看護提供方式

患者さんや看護師のムダを省いて、ケアの受け手の価値を最大化にします。
コンセプトは「ムダを省き、看護サービスの質を高める」です。私たちはこの看護提供方式を取り入れ、看護の質の向上と働き改革を背景とした業務効率化の両立を目指しています。

看護師の動線のムダを省き「患者の傍で仕事ができる=患者に関心を寄せる」を実現します。

Ⓐ 一部屋4人の患者さんを1人の看護師が担当します。ほとんどの時間をその部屋で過ごし看護を提供します。協力はチームメンバーを依頼します。

Ⓑ 新人看護師の場合は、一部屋の患者2名と違う部屋の患者2名の4名を担当します。他の2名は先輩看護師が担当します。指導・援助は先輩看護師が行います。

看護部の取り組み

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